豊前市の住宅でトイレの水漏れを解決
すっかり桜も散った4月下旬の朝、豊前市にお住まいのお客様から緊急の修理依頼を頂きました。話によると「昨晩からトイレ水漏れが止まらず、困っている」との事。衛生面での処置も必要でしたので早急に準備を整え、お客様の元へと向かいました。
お客様のお住まいは日豊本線が近くを通る閑静な住宅街の中にあり、広い庭の中央に建つ木造住宅は築20年前後といったところ。中に通され綺麗な廊下を奥へと進むと、タンク上部から水が滴り落ち、床が水浸しとなってしまった洋式トイレが目に飛び込んできました。良く見てみると漏れはタンクと手洗い管の付いた蓋との隙間から生じています。それらを開けチェックしてみると既に水は満杯状態。溢流管が壊れストッパーが効かなくなっている事は明らかでした。
通常タンク内の水は溢れ出す事の無い様、一定以上溜まると自動的に排水される様に出来ています。それを司るのが内部の底面から細長く立ち上がっている管で、これらが何らかの原因により故障・破損するとストッパーが効かなくなり、タンクの上部より水があふれ出してしまいます。
トイレ元栓を締め更にチェックすると、これら以外にもフロートや配管、ナットやゴムパッキンにも幾つか劣化が見られました。一方陶器で出来たタンクは腐食に強く丈夫です。お客様には原因や状態を丁寧に説明し、問題のオーバーフロー管は勿論の事、近い将来トラブルの元となり得る劣化パーツの交換修理を提案しました。見積は若干高くなってしまったものの、現状から将来のリスクを感じ取ったお客様もすんなりと了承し、スムーズに作業に取り掛かる事が出来ました。
トイレ全体にクリーニングや養生を施した後、一旦配管や便器からタンクを取り外し劣化したパーツを丁寧に交換していきます。取り外した古いオーバーフロー管は根元部分が完全に折れており完全に機能を失っていました。一方支持アームが腐食しかけていたフロートバルブも交換の上、正しく作動する様チェーンの長さを微調整。タンクを元の位置に取り付けた後も何度か排水してチェックし、最終的にお客様に問題無き事を確認して頂きました。
漏れが無くなりスッキリ水が流れる様になった便器を見てお客様も大喜び。割引期間中で料金がリーズナブルに済んだのも大きな満足の理由でしょう。作業が比較的大掛かりとなりトータルで2時間以上掛かってしまいましたが、お客様の笑顔が疲れを吹き飛ばし、元気良く次の現場への向かう事が出来ました。
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