豊前市の住宅で発生した台所水漏れを水栓交換で解決
「シンクにある蛇口の繋ぎ目から水が漏れ出しており、きつく締めても止まらないので困っている。このままでは水道代も馬鹿にならないので直して欲しい」その様な依頼が入ってきたのはとある秋の午後でした。台所水漏れはパターンや箇所が比較的限られており原因も想定し易いもの。今回もおおよそ見当を付けて交換パーツ等を準備し、お客様の元へと急行しました。
お客様のご自宅は、周防灘に面し温和なムード漂う豊前市の住宅街の中にありました。広めの庭の中に戸建ての平屋住宅が建っており、築年数は20年弱といったところ。シンプルなデザインのキッチンの中に、現在進行形で水が漏れ出している2ハンドル式の混合栓があり、傍に立つお客様に更に事情を伺うと「新築時から交換せず騙し騙し使ってきたが、最近になっていよいよ水漏れが酷くなり我慢ならなくなってしまった」との事でした。
比較的新しいタイプならパッキンの摩耗のみが原因のケースも多く対処も楽なのですが、今回は水栓自体が大変古く、度重なる酷使によりナットやスピンドルに及んでいる事が想定されました。実際に元栓を締め分解・点検してみたところ、多くのパーツに腐食や摩耗を確認。部分的な対応では完治が難しくお客様の希望に添えないと判断し、思い切って水栓の全交換を提案させて頂きました。
お客様から「なるべく安価で済ませたい」との強い要望があった為、以前と同じ堅牢かつリーズナブルな2ハンドルタイプを提案。交換パーツも準備してきていたため、速やかに作業に取り掛かれました。パッキンあるいはスピンドルのみの対応となると他パーツとの相性を考慮しなければならず、結構大変なケースもあるのですが、今回は根元から全交換となったため余計な気使いも無く、40分弱という短時間で作業を完了する事が出来ました。最後に冷・温水の吐水から排水までしっかり点検し無事クリア。自ら栓を操作ししっかり水が止まる事を確認されたお客様も、水漏れから解放された安堵と満足の表情を浮かべられていました。
日々頻繁に使用する台所の蛇口は、どんなに丁寧に扱っていても10年を大きく過ぎると上記の様なトラブルを生じ易くなります。何かあれば下手に延命を考えるのは止め、寿命と割り切って修理業者に相談する事が大事です。
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