洗濯の水漏れ原因はお手入れ不足？
皆様は、洗濯機の排水のお手入れはしていますか？
洗濯槽の内部はともかく、排水ホースまではちょっと…という方が多いのではないでしょうか。
しかし排水ホースを放置しておくことは、水のトラブルの原因となる可能性があります。
今回伺った福岡県の古都・太宰府市のお宅は、まさにそのケースでした。排水内に汚れが溜まったことで、洗濯水漏れを起こしたのです。
具体的なトラブルの内容としては、洗濯するたびに洗濯機の周りが水浸しになる、というものです。
洗濯の水漏れは、原因が給水にある場合と排水にある場合とがあるのですが、今回のお客様宅では床に水たまりができる状態でしたので、一見して後者とわかりました。
さっそく排水ホースを確認してみると、エルボ（排水口との接続部）に、多くのゴミが詰まっていました。糸くずや紙くず、石鹸カスなどが塊となり、内部にみっちりとこびりついていたのです。
これです、これが水漏れの原因です。ゴミが付着すれば、それだけ水の流れが悪くなります。
すると分内部に余計な圧力がかかり、接続部が緩みやすくなります。その結果、水が外に滲み出てしまったわけですね。
汚れが原因ですから、取り除けばそれでOKですが、今回は排水ホースそのものが古くなり劣化していたため、新しいものと交換させていただきました。
まずは留め金を緩め、排水内の水が飛び散らないよう気をつけつつ、洗濯機と排水口から取り外します。
そして新しい排水ホースを取り付け、しっかりと固定して完了です。
試しに一度水を流してみましたが、水漏れは全く起こらず、流れは良好。
お客様も、「これで安心して洗濯できる」とホッとされているご様子でした。
また、「今まではツーンとした匂いがしていたが、それもなくなったから良かった」と喜んでおられました。
匂いもまた、詰まったゴミが原因だったのでしょう。
お話を伺うと、どうやら排水を今まで一度も交換しておらず、10年以上使い続けていたそうです。
排水は消耗品でして、通常は5年ほどで交換した方が良い物です。
10年というのはかなり長持ちした方ですし、それだけ使い続けていれば、ゴミが溜まって匂うのも当然です。
これをご覧の皆様も、排水ホースのお手入れをすることをおすすめします。1～2ヶ月に1度、排水口から取り外し、そこから洗浄液を流し込んで軽く振ってゆすぐだけでOKです。
そして5年ほどで新品に交換すれば、水漏れや悪臭に悩まされることなく洗濯機を長年使用できる可能性が、グッとアップしますよ。
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