排水管パッキンの劣化は水漏れ原因
今回は福井市に住む若い男性からの修理依頼。
困り果てたような声で、「洗面所の水道の下のキャビネットの中が水漏れでびしょびしょになってしまっている」と連絡があったのです。
行ってみると、男性の家は福井市内の九頭竜川のそばに建つアパートでした。まだ20代前半くらいの青年で、一人暮らしというお話。
実際に見せていただくと、収納していた洗剤などの小物が、全部外に出されていました。水漏れがあったので、慌てて出したようで中をのぞくと回りの木の部分が湿ってしまっていました。
経過を確認すると、水漏れがいつから起きていたのかは全然わからず、昨日の夜に気づいたらこうなってしまっていたそうです。もしかすると、だいぶ前から起きていたのかもしれません。
すぐに持参したバケツを排水管の下に置き、タオルも広げてから、試しに洗面台の蛇口を開いてみました。
すると排水管のトラップ部分のつなぎ目から、水がにじんで出てきます。これで水漏れの箇所は判明しました。
お客様に話を伺うと、お客様がここに住み始めてからはまだ1年くらいですが、このアパート自体ができてからは10年以上経っているとのこと。
10年以上前に建てられた建物とのことで、排水管の継ぎ目部分のパッキンが傷んでしまっているものと思われます。
お客様に水漏れの原因と修理の進め方について説明をし、納得していただいて作業に取り掛かりました。
まずはお湯水の元栓を止めます。そして排水管のナットを緩めて取り外しました。中の状態を確認すると、やはりだいぶ劣化してしまっています。
すぐに新しいものと交換をし、排水管の接続を元どおりに組み立てます。ナットをしっかりと閉めたら、これで水漏れの心配はありません。
問題ないかを確認するため、止水栓を緩めて水が出る状態にします。蛇口から水を流してみると、今度は排水管から漏れたりすることはありませんでした。もう水漏れは大丈夫なようです。
排水管の下に置いたバケツや雑巾などを片付け、修理は完了しました。ただキャビネット内は水漏れのせいで湿った状態になっていますので、しばらくは乾燥させるため空けて置いた方が良いと伝えました。
修理が終わりこれで水漏れの心配がなくなったため、お客様は喜んでくださいました。突然の水漏れに驚かれたようですが、一件落着して良かったです。
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