大野市は福井県東部の内陸に位置し、九頭竜川水系の周囲に広がる大野盆地と、その周囲を取り巻く深い山系で構成されています。後者には九頭竜湖を始めアウトドアスポット豊富な一方、市街地や住宅街、農地はほぼ前者に集中しています。
盆地特有の暑さが堪える8月上旬、事務所で昼休憩と涼を取っていたところ、突然入ってきた電話は市内の住宅に住むお客様からの依頼案件。「洗面台のヘアキャッチャーを掃除中誤って異物を流してしまったせいか、急につまり溢れてきてしまったので直して欲しい」そんなご要望でした。
越前大野駅周辺エリアにあるお客様のお宅までは車で約10分。到着したお宅は越前大野城の城下町に相応しい古い和風2階建てで、築年数は40年以上。ただし室内はリフォームが行き届き、意外な程モダンな洗面所が印象的でした。
問題の洗面台は2階にあり、見せて貰ったところ一応水は引いている状態。ただし勢い良く水を流すと相談の通りすぐ溢れてしまい改善の様子はありません。掃除中異物を流してしまったとの事で、排水口の中を覗くとトラップの曲がり口にかすかにその先端が見えています。「何か落ちる音だけ聞こえ、気付いたらすでに吸い込まれてしまっていた」との事。洗面台上の戸棚を見ると一部化粧品の瓶の蓋が無くなっており、それらが怪しいと睨みました。
排水口から取り出せないかと検討しましたが、場所や素材的に難しいと判断。結局洗面台下に続くトラップを分解し、接続部分からアプローチする事になりました。止水栓を止めて排水を抜き漏れを防いだ後、慎重にナットを緩め配管を分解します。曲がったトラップ部分を取り出しワイヤーの先を入れると、ようやく中から異物が出てきました。内容物は予想通り。意外にも2つ入り込んでおり、これではつまりが発生するのも仕方なし、といった状態でした。
他にトラブル要素が無い事を確認の上、元通りに取り付け作業は完了。パッキンの入ったナットを脱着した為作業後の漏れが心配でしたが、幸いにも問題は無く、スムーズな排水を取り戻す事が出来ました。
お客様も作業結果や仕上がり、値段いずれにも満足頂いた様でひと安心。洗浄のコツや注意点等をアドバイスし、次の現場へと向かいました。
施工日 | 2024年05月11日 |
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エリア/担当店舗 | 大野市 |
症状 | 洗面つまり |
お見積もり料金 | 12,000円 |
施工料金 | 12,000円 |
施工時間 | 0時間 |
使用年数 | 17年 |