厳しい寒さが和らぎ木々の緑が濃くなり始めた5月中旬の某日、事務所で昼休憩を取っていたところ1件の緊急依頼が舞い込んできました。受付から電話を代わり直接話を伺うと、札幌市厚別区にお住まいというお客様は急ぎの様子で「突然洗面詰まりが発生してしまい、解決策が思い付かず困っているのでどうにかして欲しい」との事。幾つかの原因を想定しつつ準備を整え現地へと急行しました。
同じ市内にある事務所から厚別区にあるお客様のマンションまでは車で約15分程の行程。大きな団地内にあるお客様のお宅に到着すると、親切にも玄関の外から迎えて頂きました。お客様は夫婦と幼いお子様の3人という家族構成で間取りは2LDK。築年数も10年弱と新しく、部屋の隅々まで手入れが行き届き清潔感が漂っています。
水回りの劣化が原因とは思えず更に話を伺うと「今朝から突然洗面台の水が通らなくなり、あっという間に溢れてきてしまう。排水部分は弄っておらず分解やメンテの方法も知らないし、洗面台が1つしかなくこのまま使えないと困るので、すぐ直して欲しい」との事でした。
兆候が全く無かったとの事で、排水管内部への異物の侵入が原因と想定し点検を開始。洗面台直下にある止水栓を締めて水を止め、隣の排水管やトラップを取り外し内部を確認してみました。すると原因はあっさり判明。S字に曲がって排水を溜め、異臭を防止するトラップ内部からゴロゴロという異音が響いてきます。逆さにして振ってみると、何と排水管の内径にほぼピッタリなゴムボールが2個も立て続けに出てきたのです。
おそらくご両親が目を離した隙に幼いお子様がいたずらをし、洗面台排水口のネットを外してゴムボールを流してしまったのでしょう。排水管全体を一通り点検して問題無き事を確認、再度取り付け、お客様立ち合いの元正常に水が流れる事を再確認し、作業は完了となりました。
お客様がお子様に訊いたところ、いたずらの後ボールが取り出せなくなり、怖くなって事情を話せずネットを元の状態に戻してしまったとの事。これでは突然つまったと思われても致し方無いでしょう。
とりあえずは本格的な修理も必要無く、料金も安価で留まったのでだったのでお客様も安心された様子。お子様の行動には十分気を付けて頂く様アドバイスを行い、現場を後にしました。
施工日 | 2024年05月07日 |
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エリア/担当店舗 | 札幌市厚別区 |
症状 | 洗面つまり |
お見積もり料金 | 8,000円 |
施工料金 | 8,000円 |
施工時間 | 1時間 |
使用年数 | 5年 |