函館市内のマンションで、浴室の排水詰まり解消の作業を行いました
夜8時を過ぎた時間帯に、男性のお客様入浴後湯舟ににのこったお湯を一気に捨てようとしたところ、排水口から水が逆流してきて浴室が水浸しになってしまったので、見に来てもらえないかというお電話がありました。
お話を伺うと、お客様はワンルーム賃貸物件にご在住で、浴室と便器、そして洗面ボウルが全部くっついている三点式ユニットバスになっているため、この状態では用を足すのも不便だということです。早速お伺いすることにしました。
お客様のお住まいは、函館市の市街地に近いマンションで、入口はオートロックです。お客様のお部屋のインターホンを鳴らすと、すぐに開けていただけました。
お部屋に入ってバスルームに案内していただくと、水は多少引いたということですが、まだ2センチほど残っています。洗面台の下あたりに排水口があり、お客様は、引っ越して以来、排水口をはずしての清掃はしていないとのことでした。おそらく、長年の使用によって、髪の毛や石鹸カス、垢などがこびり付いていることで、風呂つまりが起こったものと思われます。
早速、ゴミ受け及び臭気防止用の排水トラップを分解して、徹底的に洗浄することになったのですが、時間も遅くに、集合住宅での作業なので、なるべく静かに行う必要があります。
また、今後はご自身で清掃のいただくためにも、細かく要領を解説しながらゆっくりと作業していくことにしました。
トラップを外して排水口を見ると、髪の毛や石鹸カスなどが浮かんでいます。そして内部の指が入らない細い箇所には洗濯ハンガーの針金を加工し自作した工具を入れ込みそれらを綺麗に取り除いてから、薬剤を流しこんで、排水管の内部を洗浄します。この薬剤は一般の方は特別な様式をとり正式に手続きしなければ手に入らない医薬用外劇物になりますので、用法要領をきちんと守る必要があります。
最後にバラしてしまったところは元通りに組み立て直して、作業は完了です。
浴槽に少し水を張ってもらってから、栓を抜いて、水を流しても逆流しないことを確認していただきました。
浴室の排水管つまりの原因となる髪の毛や垢は、蓄積されると、簡単には取り除けなくなっていまいます。特にマンションの場合は、階下への水漏れも心配なので、異常がありましたら、いつでもご連絡をいただけたらと思います。
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