広島県北部の山間に位置する三次市は山陰の島根県にも近く、交通や経済の南北交流が盛んなエリアです。厳冬期は時として積雪に見舞われる等気温が低く、大きな寒暖差は水回りに大きなストレスを与えます。また水回り洗浄に多くの時間を割けない農業従事者に対しても、点検・修理サービスを提供しています。
桜の季節を過ぎ山々が新緑に包まれる5月上旬某日、午前の巡回・営業中に突然受付より依頼電話が入ってきました。お客様は市中心部の一軒家に住んでおられ、急なトイレつまりに困惑しているとの事。馬洗川を北に渡りお宅に到着すると、1階手前の洋式便器は汚水が一杯にまで溜まり、今にも床に漏れ出しそうな状況となっています。
「急に便意を催してしまいトイレに駆け込んだが、トイレットペーパーを切らしており、たまたま手の届く範囲にあったウェットペーパーを大量に使ったらつまってしまった。ラバーカップで解決を試みたが上手く扱えず断念してしまった」との事でした。
非水溶性の紙を代用してしまいつまりを起こすパターンは頻繁にあります。今回はお宅が築10年以内と新しく配管周りに劣化が見られない事から、多少強い圧力を掛けても大丈夫と判断、業務用低圧ポンプを投入し短時間で解決を図る事にしました。
汚水が溢れそうだったので適度に取り除き、隙間が出来ない様ポンプの口を便器の排水口に強く押し付けます。その状態からじっくりポンプのレバーを上下させ加減圧を掛け続けると、10分弱でつまっていた異物の塊がバラバラに砕け、奥へと流れてゆく感触が伝わってきました。ゴボゴボ・・・という異音がして汚水が抜け、便器の水位も下がっていきます。ポンプを除けてレバーを開き排水すると、今度はスムーズに流れてゆく様になりました。最後に便器周りを掃除して作業は無事完了。すっかり綺麗になり元通りに使える様になったトイレを見て、お客様もようやく胸を撫で下ろされていました。
似た様な見た目や柔らかさだからと言って、水に溶けない紙をトイレに流してしまうのは厳禁です。
施工日 | 2024年05月02日 |
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エリア/担当店舗 | 三次市 |
症状 | トイレつまり |
お見積もり料金 | 8,000円 |
施工料金 | 8,000円 |
施工時間 | 1時間 |
使用年数 | 10年 |