トイレのタンクから水漏れ発生、部品の交換で10分で解決することできました
出社してすぐ同僚とスケジュールを確認していると、1本の電話が入りました。広島県の郊外在住という70代前後と思われる女性からで、かなり困られたご様子でした。お話を伺うと、トイレのタンクから水漏れしていて、流れ続けている状況のようです。昨日の就寝前に気付かれたそうですが、そのうちに止まるだろうと思っていたのが、今日の起床後に覗いてみるとそのままだったことから、急いでお電話をされたということでした。
教えていただいたご住所は、閑静な住宅街の一角で、お住まいは古民家風の平屋建ての一軒家でした。後から聞いたお話によると、地主だったご先祖が巨額を投じて建てたらしく、築年数は70年を超えているそうです。広い玄関で出迎えてくれたお客様は、不安だったからでしょう、お約束していた時間よりも15分程早い到着を喜ばれていました。ご主人を半年前に亡くされたばかりで、家の中でトラブルがあると、大小にかかわらず不安で仕方ないそうです。トイレに案内していただくと、お電話でのお話の通り、タンクから水が流れ続けている状態でした。量こそ多くないものの、水が止まらない様子を見ていると、不安になるのもうなずけます。タンクのふたを外して、内部を点検してみると、浮き球が破損していて、水の流れを制御できなくなっていたことが判明しました。今のトイレを設置してから相当な年数が経っていたようですから、寿命だったのでしょう。
状況を説明させていただき、部品の交換で水漏れが解決することをお伝えすると、ホッとされていました。トイレ本体の入れ替えを覚悟されていたそうですから、安心されたのも当然でしょう。また、2時間後に来客の予定が入っていたようで、修理にかかる時間を気にされていました。部品の交換だけだったことから、最大で30分くらいの作業なことをお話すると、もっとかかると思われていたようで驚かれていました。最初に破損した部品を取り外し、続いて新しい浮き球をセット。手慣れた作業ということもあって、作業を開始してから10分もかからずに完了しました。試運転でタンクのレバーを捻ってみると、しばらくして完璧に水の流れがストップ。お客様に確認していただくと、とても喜ばれ、満面の笑みを浮かべられていました。
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