広島市安芸区で庭にある排水桝（汚水枡）のつまり修理を行いました

広島市安芸区にお住いのお客様から、マンホールの蓋から水が漏れているので見て欲しいといったご相談を受けました。このマンホールは敷地内にある排水桝と呼ぶ排水溝で、マンホールの蓋に「汚」の文字が記載されているものは汚水桝と呼びます。汚水桝は、家の中の水回りからの汚水を一旦ここに集めるための設備で、ここから道路にある下水へと送る仕組みになります。

排水桝に流れる汚水は、キッチン・洗面所・浴室・トイレといった具合にすべての水回りからのものです。蓋を開けると排泄物やトイレットペーパーなどの汚物があり、トイレの排水不良が起きていることが確認できました。汚物が逆流して溢れる、そして蓋から汚水などが漏れていたわけですが、今回のつまり修理では、トーラーを使って排水管の中を洗浄します。

トーラーは電動フレキシロッダーと呼ばれることもある道具で、別名ワイヤー式排水管清掃機と呼ばれます。ドラムに巻き取られる形で収納されているワイヤーを高速回転させて下水管内に挿入します。ワイヤーの長さは15mほどで、つまっている個所に到着するまでワイヤーを高速回転させて挿入します。

トーラーの作業を行ったところ、排水桝内に堆積していた汚物はすべて下水へと流れつまりが解消できました。ちなみに、つまっていた汚物は汲み出すことなくワイヤーを使い押し切り下水に流します。最後に洗浄してから排水桝内がきれいになったことをお客様に確認して頂きました。

つまっているときも、お客様に見て頂きましたのできれいになったことを実感されたようです。それと、トイレの水がスムーズにながれるようになった、このようにおっしゃっていました。トイレのつまりというと便器内でトイレットペーパーや排泄物などが水の流れを悪くするイメージですが、流れる先でもある排水桝がつまってしまうことでトイレのつまりが発生することもあります。

なお、今回は利用しませんでしたが、排水桝のつまりはトーラーだけでなく高圧洗浄機を使うこともあります。これは状況などに応じてトーラーと高圧洗浄機を組み合わせて作業します。今回は硬いものがつまっていましたのでトーラーを使用しました。