午後、片付けの段取りをしている中、広島市安芸区にお住いのお宅よりお電話をいただいた。
「お風呂場の排水ができません、洗っていたらうまく流れなくてこまっています。とのお電話。
広島市の中でも安芸区は広く、場所によってはお伺いまでお時間が掛ることを説明してお引き受けしました。
早速、工具と部材を積み込み出発。住所を調べつつ到着した先は山間に新興住宅街の開けた瀬野駅にほど近い場所でした。
ご依頼のお宅は新しい住宅ではなく、昔からこの辺りにお住いのお宅のようです。
到着が遅れたことお詫びして浴室へ案内していただきました。
詳しいお話をお聞きしたところ、浴室を掃除していた時に洗浄のために流した水が流れないとのこと。昨日の夜の入浴の時にはきちんと流れていたので、今日になって
急に詰まったのではないかとのこと。
急に詰まるのは誤って排水口へものを流した時くらいで、基本的に段々と流れが悪くなる場合がほとんどです。
現在、床に水が溜まっていないことから、完全に閉塞しているのではなく排水管の中で何かが詰まった状態なのでしょう。
排水管の経路を調べます。こちらの排水は、浴室床の排水は水栓金具下の排水口へ流れ、そこから浴槽の下で浴槽の排水管と合流、屋外の排水桝へ流れるようになっています。
屋外にある排水桝をチェックします。急に詰まる場合、この排水桝の中に動物や大きなゴミ、土砂が流れ込むことが多いのです。この辺りは山間ですので広島の中心部より雨も多く、最近も強い雨が降りましたので土砂などが流れ込んでいないか確認します。
排水桝を開けるときれいな状態で詰まっているように見えません。浴室の蛇口を捻って水を流してもらいます。浴室の排水管からチョロチョロと流れてきます。
おそらく、浴室とこの排水桝の間に何かが詰まっているようです。つまりの解消にはいろいろな方法があります。
今回はワイヤーブラシを挿入して詰まり部分を除去することにしました。浴室側からブラシを入れていきます。少し行ったところで手応えがありました。固形物が詰まっているようです。
コンコンと何度か力を込めて押していきます。突然ググっと抜ける感じがしたので水を一気に流します。排水桝側で確認している職人が「流れてきた」と声をあげました。
流れてきたのはゴキブリの死骸と泥状のゴミでした。
そのことを説明すると、こちらのお父さんが、「昨日、風呂に入っているときにゴキブリがいたので一気に水で流した」とのこと。通常であれば排水桝まで流れていくのですが何らかの原因があって途中で止まったのでしょう。とりあえず詰まりはなくなったので水はきれいに流れるようになりました。排水桝側からも水がきちんと流れていることを確認し修理は終了となりました。
排水口の先の排水管はそんなに太くはありません。出来るだけ固形物を流さないように注意してくださいと説明してお宅をあとのしました。
施工日 | 2024年06月01日 |
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エリア/担当店舗 | 広島市安芸区 |
症状 | お風呂つまり |
お見積もり料金 | 19,800円 |
施工料金 | 19,800円 |
施工時間 | 2時間 |
使用年数 | 28年 |