江田島市の一軒家にてお風呂つまりを解消

広島湾の沖に位置する江田島市は瀬戸内の穏やかな海に囲まれ、年間を通じて温暖な気候が特徴の風光明媚なエリアです。江田島湾の牡蛎や蜜柑を始め特産品に恵まれている一方、旧海軍兵学校の遺構が多数残るエリアは現在も海上自衛隊の幹部候補生学校として機能しており、多くのファンや観光客が訪れています。
8月某日の午前中、早くも滴る汗を拭い営業車を運転していると、不意に受付から連絡が入りました。詳しく伺うとお客様は重度のお風呂つまりに悩んでおられるとの事。場所や訪問時刻を確かめた後、ジャストタイムで訪問出来る様現場へ急行しました。
倉橋島を望めるお客様のお宅は古めの木造2階建て住宅。手入れは行き届いており室内は概ね清潔でしたが、「水回りの手入れは慣れておらず、殆ど手を付けていない」との言葉通り、風呂場の床面は排水口周りを中心に薄く汚れ、また排水溝の中も水垢のヌメリや髪の毛等の異物、石鹸の油脂が大量に溜まり、排水がスムーズに流れない状態となっていました。お風呂つまりの解消法には洗浄液投入やトーラー洗浄、高圧洗浄といった方法がありますが、今回はつまりが排水管の奥までは達していない事、また異物が柔らかく、擦り洗いで大半を除去可能だった事から、トーラーと洗浄液の組合わせで解決を図る事にしました。
業務用のトーラーは排水溝のタイプや内壁の素材に合わせ、最適なブラシを選択出来ます。お客様の設備は古く破損や漏れの不安もあった事から若干柔らかめのブラシを選択。ワイヤーの先端に取り付けて排水口から挿入し、細かな隙間に至るまで丁寧に異物を擦り落としていきました。
異物をある程度除去し、排水がスムーズに通る様になったら、今度は業務用の強力な洗浄剤を投入。しばらく時間を置いて残った異物や汚れを溶解させた後、排水と共に一気に押し流し、消臭や消毒も同時に完了させました。
手作業メインだった為、作業完了までに3時間程掛かってしまいましたが、おかげで仕上がりは美しく、嫌な臭いもすっかり消えお客様も大変感激された様子。自力でも出来る定期洗浄の方法等をアドバイスし、ようやくお宅を後にしました。