伊勢崎市での台所つまり対応
今回は利根川のすぐ北に位置し、古くより絹織物の産地として栄えてきた群馬県伊勢崎市に住むお客様からの依頼です。「キッチンの水が完全に詰まってしまい、何をやってもダメ。このままだと料理もままならず、すぐに助けて欲しい」そんな緊急の電話を頂き、お客様の元に向かったのはとある初秋の日でした。
お客様のお宅は利根川に近い平地の住宅街にありました。日照良い一軒家は築年数が10年も経っていないとの事で外観も美しく、インテリアも手入れが行き届き清々しい状態でしたが、台所だけは雑巾等が乱雑に置かれており、急なトラブルの発生を思わせます。事情を伺いつつシンクを覗くと排水されない水が10センチ以上の深さにまで溜まっており、確かに素人の力ではどうしようもない・・・そんな状況でした。
お客様の話によれば、こんなに状態になってしまったのは5年前の新築以来初めてな上に、ゴミが溜らぬ様トラップは定期的に掃除していたとの事。総合的に見て原因はその奥にあると断定し、洗浄剤と圧力ポンプによる2段構えの方法で解決を図りました。
見たところトラップはしっかり機能しており、この様なケースでは過去の多くの経験から見ても、パイプ内に油汚れや水垢が厚く溜まり通りを悪くしているのが原因で間違いありません。
業者がよく扱う濃度が非常に濃いアルカリ性洗浄剤を先ず投入、パイプ内に頑固に付着した油汚れを少しづつ分解し、水が少し通る様になった時点で低圧の圧力ポンプを入れ、加減圧を繰り返して流し去っていきます。圧力ポンプはマニュアル操作の分手間は掛かりますが、加減を微調整出来ますし詰まりが少しずつ改善してゆく様子も手に取る様に分かります。10分程掛けて動かし、ようやくスムーズに水が通る様になりました。
最後に水道を全開にして排水し、滞り無く流れる事を確認して修理は完了。お手上げ状態で心配そうに見守るしかなかったお客様も、キッチンが短時間で無事復活した事に対し大変喜んでおられました。
夏場から秋口にかけての気温が高い時期は、排水や残飯等の汚れが早期に腐敗し、異臭や詰まりを引き起こすケースが多くなります。ちょっとした異常でも気付いたら素早く対処する事が大事です。
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