本巣市の住宅に伺い突然の洗面つまりを解決

岐阜県北部の本巣市は険しい山地が連続する北部エリアと、濃尾平野北端に当たる南部エリアに明確に分かれます。自然豊かな北部はアウトドアが楽しめる一方、南部には市街地や住宅街が集中し農業も盛んです。
秋深まる10月下旬、突然掛かってきた依頼電話も市の南部から。「掃除中の不注意で化粧品やブラシ等の小物を排水口に落としてしまい、取り出せず困っている。このままではつまりも心配なので解決して欲しい」と困惑気味のお客様の声を聞きつつ車を走らせ、現場へと急行しました。
お宅は岐阜市との境に近い一軒家。早速奥様に出てきて頂き2階奥へ案内されると、棚に小物が乱雑に置かれた洗面台が目に飛び込んできました。確かにこの状況では、異物を落とせば簡単に排水口に入ってしまいそう。実際入ってしまったアイテムは捨てる予定だった空の小瓶や蓋が中心で、奥を覗くとその一部を確認出来ました。
溜まった水を全て取り除き、小型のマジックハンドを挿入し異物を一つずつ取り出していきます。最初の2個までは順調にいったものの、残りは更に奥に入ってしまっていた為無理と判断。仕方無く配管を取り外し反対側からアプローチする事にしました。
洗面台の多くはすぐ下の戸棚内部に排水管が露わになっており、ナットを緩め各部を取り外せる様になっています。戸棚を開けて収納されている荷物を取り出し、異物が引っ掛かっていると思われるSトラップの部分を慎重に取り外しました。逆向きにして軽く振ると、あっさりと残りの異物が出てきてひと安心。他に異常無き事を確認し、パッキンの位置に気を付けつつ丁寧に取り付けると、今度はつまりも無くスムーズに水が流れる様になりました。
洗面台の掃除の際は戸棚の小物が落下するリスクを考えず、つい油断しヘアキャッチャーを外してしまいがち。本格的に掃除する際は先ず戸棚の中を綺麗に片付け、異物が排水口に入り込まない様にしてから取り掛かる事、また自力でも簡単に出来る除去法等をお客様にアドバイスし、お宅を後にしました。