海津市の住宅にお邪魔し急なトイレつまりを解消

海津市は岐阜県南西部の濃尾平野西端に位置しており、揖斐川沿いの低地に小規模の市街地や住宅街が発展しています。古くから水害に悩まされてきたこの地域では、農地や住宅街を高い堤防で囲う輪中が特徴的です。
水回りトラブルの報告を受付から受けたのは北風も衰えすっかり温かくなった3月下旬。市内中心部の一軒家に住むお客様から「トイレットペーパーと一緒に異物を流してしまい急にトイレが流れなくなってしまった。不便で不潔なのですぐ解決して欲しい」との依頼を受け現場へと急行しました。
お宅は市役所から程近い古い木造二階建て。お客様は60代の夫婦2人でお住まいで、詳しく話を聞くと、「トイレを終え水を流そうと立ち上がった瞬間、尻ポケットに入っていたスマホが落ちてしまい、うっかり汚物と一緒に流してしまった」との事。感電の危険もあった為元栓を締め、出来る限り水を抜いてから点検・作業に取り掛かりました。
汚水を取り除き小さなスコープで確認したところ、スマホは紙等が絡み付いた状態で便器の奥深い部分に縦に引っ掛かっていました。水圧が強かった様でかなりガッチリ嵌っていましたが、画像を確認しつつ慎重にマジックハンドを操作した結果、数分程度で取り出す事に成功。残りの紙つまりも再度排水を流すと綺麗に流れ、無事元通りとなりました。トイレ自体はリフォーム済で新しく、他に不具合も無くひと安心。排水管までスマホが流れず留まってくれたおかげで、比較的短時間でトラブルを解決出来ました。
スマホ落下によるトイレつまりはよく依頼を受ける案件です。小さくともバッテリー付きの家電ですから、水濡れによる漏電や感電には十分注意しなければなりません。今回も慎重に清掃・消毒の後風通しの良い場所に安置し、お客様には完全に乾くまで決して手を触れない事、またその後は必ずスマホ修理業者に異常が無いかどうか診て貰う事を約束して頂き、他のアドバイスも済ませて次の現場へと向かいました。