二本松市内のマンションに急行し突然の洗面つまりを解決

二本松市は福島県内陸部の中通りに位置しており、二本松城や温泉、安達太良山山系のアウトドアスポットが人気です。また国内有数の菊人形の産地として知られ、秋に開催される菊人形展には多くの人々が訪れます。
水回りトラブルの修理依頼があったのは4月下旬。昼食を終え午後巡回を始めるというタイミングで電話が舞い込みました。お客様は安達駅近郊のマンションに女性1人でお住まいで、誤って洗面の排水管に異物を流してしまい、途中引っ掛かってしまったらしく水が溢れてきてしまう」との事でした。
典型的な異物由来のつまり症状。状況からそれらはまだ配管内部に留まっていると思われ、部屋に到着後早速洗面台を確認し対応に当たりました。洗面台のすぐ下には排水管がS字にくねったSトラップという部位が存在しており、本来はここに排水を溜め下水方面からの悪臭をシャットアウトします。異物はこの最初のカーブ部分に引っ掛かっていましたが、表面が滑らかな上に形状が丸い小瓶だった為、排水口からマジックハンドを挿入しても滑って掴み切れず、結局配管を分解し取り出さざるを得ませんでした。
工賃を見積もってお客様にお伝えし早速作業開始。洗面台下を片付けて作業し易い様配管を露わにし、止水栓を締めて塩ビ製のSトラップを取り外しました。少し振動を与え引っ掛かりを緩めたところ、ようやく異物が出てきてひと安心。パッキンやナットに劣化が見られないかチェックの上慎重に取り付け、作業を完了しました。
異物以外にトラブルやその兆候は見られず、蛇口を捻り排水を流すと今度はスムーズに吸い込まれていきます。不安そうに一部始終を見守っていたお客様にもようやく安堵の笑顔が浮かび、丁寧な感謝の言葉を頂きつつお宅を後にしました。
今回の異物侵入は排水口からヘアキャッチャーを外し清掃している最中に起こってしまったとの事。その際は周囲の戸棚を綺麗に片付け、配管に嵌ってしまう様な小物はなるべく洗面台から遠ざけるのがベストです。