福島市にてトイレで発生した排水つまりの修理作業事例
午後4時過ぎに福島市にお住いの少しお年をめされた女性から、ぬいぐるみを誤って流してしまってトイレがつまったとお電話がありました。
近くでは子供の泣く声がしていました。急ぐ気持ちを感じつつ、きちんと準備をしてお客様の住所へ向かいました。
こちらのお宅は、2階建ての一軒家で、玄関近くのプランターの花がきれいでした。
チャイムを鳴らすと、70代前後の女性が出迎えて下さいました。お孫さんと思われる女の子が足にしっかりと抱き着いて一緒に出迎えて下さいました。
泣いたせいかまだ赤い顔で私のほうを心配そうに見上げていました。
大奥様は「大事なぬいぐるみをトイレに流したらしくて、それからずっと泣いててかわいそうで」とお孫さんをなでていました。
お話では最近一人でトイレができるようになって、「いってくるね~!」いってしばらくしてから泣き声が聞こえ気づいたようです。
早速トイレを拝見しました。トイレは洋式の比較的新しいタイプのもので、水位が下がっていました。これは遮蔽されたことで通常の流れが阻害され吸引現象が起きたためです。
落とし物の場合、ラバーカップなどを使うお客様もいますが、下手に加圧するとさらに落とし物が奥にいったり、管が破損してしまう恐れもあるため、落とし物に手が届かないまたは目視で確認できない場合は業者を呼ぶことをお勧めします。
落とし物が現状どのあたりにあるかわかりませんが、現時点よりさらに奥に移動しないように、排水桝を遮り、トイレの止水栓も閉めました。
その後、まずは腕までカバーするゴム手袋をつけて、トイレの奥を探ると運よく取り出すことができました。
先ほど閉めた止水栓と排水桝を通常の状態に戻し、通水テストで問題がない事を確認し排水つまりの修理は完了。
汚れた状態でそのまま渡すのも気が引けたので外の水道で目に見える汚れをもみ洗いし途中でお嬢さんがお客様の手をひいて洗っている様子を見に来ていました。
「これで大丈夫だよ。今きれいにしてるから、ちょっと待っててね」というとお客様の手を握りながら頷いていました。
まだ湿っているぬいぐるみをビニール袋にいれて渡し、お会計をして自動車に乗ると「ありがとう」と元気な声が聞こえましたので振り向いて笑顔で手を振りました。お客様もお孫さんが元気になり安心しているようで嬉しかったです。
その後、夕焼けに照らされるりんご並木をみながら暖かい気持ちで帰社しました。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]