千葉県大網白里市にて蛇口修理
マンションにお住いのかたより洗濯場の水栓から水が垂れてしまうので直してほしいというご依頼をお電話でいただきました。
おうちは九十九里浜を見渡すことのできる景観の良い場所に建っていて、お客様のお部屋は5階の一室でした。
到着し出迎えて下さったのは80代の旦那様と奥様でした。
今は閉めて水漏れしないようにしているということで少し落ち着いているご様子でしたが、これではいつまでたっても洗濯ができなくて困ってしまうと奥様が心配されているようでした。
早速、現状を確認するために洗濯機のある洗濯場に案内してもらいました。
洗濯場にあった水栓は万能ホーム水栓でした。ひと昔前によく利用されていたモデルです。
しかし、このタイプは最近の全自動洗濯機には直接取付できないため、吐水口に4つネジニップルを取り付けから機器につなぎます。
お客様のお宅もそのようになっていました。
試しに蛇口のハンドルを回して水を流れるようにすると蛇口から少しずつ水滴が。
部品は、四方をビスで締め付けてあるので、そこが年数が経過していくうちにゆるんでくると中に入っている密結部に隙間ができてしまい水漏れが起きやすいです。
今回もネジが黒く錆びついていてかなりの年月を感じさせていました。
このネジを単純に締めなおすだけでも直るケースはありますが、内部のゴムも古くなっている可能性が高く、再び水漏れが起きることが多いので、ニップル自体を交換することにしました。
この部品はメーカーごとに違いなどはないため、持ってきていた新品のものを使うことにしました。
ハンドルを閉めて水が出ないようにしてから、給水ホースを外し、古いニップルを外していきます。
蛇口の近くにあったパッキンも想像通り劣化していました。
それも含めて新しく交換し、それぞれを取り付けました。
あとは再びハンドルを回して水を出し、先ほどのような問題が起きないことを確認して修理作業は完了しました。
支払いをするときにリビングに通されたのですが、そこで見せていただいた窓からの九十九里浜の景色はとても壮観でした。
転勤族だった旦那様が退職後は九十九里浜が見える場所に住みたいという想いを実現されて15年ほど前に移り住んできたと仰られていました。
先ほどまでは少し困り顔だった奥様も安心されたご様子で良かったです。
帰るとき、お客様たちが笑顔でありがとうと仰ってくれて、それを見て私も嬉しくなり一礼をして帰社しました。
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