銚子市の戸建て住宅にお住まいのお客様から、「キッチンの排水の調子が悪く、最近は全然水が引いていかず詰まっているようだ」とご連絡がありました。
ご自宅にお伺いしてキッチンを確認したところ、流れていくべき水が排水溝手前で詰まって流れなくなっており、シンク内には水がたまるようになっていました。
固形物を流した覚えはないとのことですが、一般的なキッチンの油汚れが固形化してパイプ内部に詰まっているのではと判断しました。
キッチンは油を含んだ水とキッチン洗剤の界面活性剤などが同時に流れることにより、油汚れが見えないところで固形化しやすく、また頑固な汚れとなってパイプの壁内部に付着しやすいものです。
また、キッチンの配管は基本的に細い作りになっており、パイプ直径はせいぜい5cmほどとなっています。
そのためキッチンのつまりにはワイヤーを用いた装置で直接油汚れを粉砕して解消するのが効果的です。
今回はトーラーと呼ばれる細いワイヤーを使った業務用のドリルのようなものを使い、キッチンの小さい口径のパイプにもちょうど良いサイズを選びました。
自動で回転しながらワイヤーがパイプに挿入されることで、内部にこびりついてしまって固形化した頑固な油汚れを砕いて小さくしながらつまりを解消していきます。
大型の油汚れをパイプへの付着から取り除いたところで、水酸化カリウム等の薬剤で油を溶かしながら流せるようにしていきます。
キッチンでつまりやすい油汚れは酸性なものが多いため、このようなアルカリ性の水酸化カリウムを用いた溶かし方は非常に効果的です。
ドリルのようなワイヤーと薬剤でキッチンのパイプつまりと中に残っている油汚れを完全に解消すれば、シンクに溜まってしまう水も綺麗に流れて行きました。
このように固形化してしまった油汚れの程度と量によってはワイヤーを用いた修理が効果的ですが、さらに汚れの堆積量がひどい場合は排水管の高圧洗浄や排水管そのものを交換しなければならなくなるので注意が必要です。
今回はワイヤーと薬剤という基本的なキッチンつまりの解消法を用いた事例となりました。
施工日 | 2024年03月19日 |
---|---|
エリア/担当店舗 | 銚子市 |
症状 | キッチンつまり |
お見積もり料金 | 23,000円 |
施工料金 | 23,000円 |
施工時間 | 2時間 |
使用年数 | 28年 |