毎年8月に全国花火競技大会が開催される大仙市は花火のまちとして有名です。位置は雪深い内陸ですが、市の中心部には奥羽本線や秋田新幹線が乗り入れており、県内第三位の人口を誇ります。市街地や住宅街はこれらの路線や雄物川沿いの平地に発展しており、市内限定でも巡回エリアは広く、トラブル解決の為1日数十キロ移動するケースも珍しくありません。
新緑と薫風が心地良い5月中旬の某日、市内を移動中受付よりトラブル解決の依頼が舞い込んできました。お客様は市北部の古い木造2階建て住宅に住む老夫婦で、内容は突然のトイレつまり。話を伺うとお手洗い中ポケットからスマホを落としてしまったらしく、便器の奥に入り込んでしまい、そのままつまってどうする事も出来なくなってしまった様でした。
お客様にはこれ以上排水せず現状をキープする様お願いし現場へと急行。1階玄関横のトイレに案内されると、既にスマホは視認出来ず奥の方に流れてしまった様でした。スマホは電子機器の為水に触れると常に感電のリスクがあります。点検の結果隙間はあり多少は水が流れる為、止水栓を締め溜まった水を除去する作業から入りました。
ファイバースコープを入れてみたところ、幸いにも排水管には至らず、その手前で縦に引っ掛かっている事が判明しました。ただ奥の方で比較的ガッチリ嵌っている為、便座側からのアプローチは無理と判断。一旦便器を外し排水管との接合部から取り出す事にしました。
水が完全に抜けた事を確認し慎重に外すと、その裏側からスマホが丸見えになりました。感電防止の手袋をはめて手を伸ばし、ようやく取り出しに成功。スマホは一旦洗浄・消毒を行い、お客様には手を触れる事無く乾燥をお願いする一方、新たなつまりや漏れが生じない様丁寧に便器を戻し、ようやくトラブルは解決しました。
今回は幸いにも便器内に留まってくれましたが、下手に排水を行うと更に奥の方に流れ、排水管に入り込んでしまうケースもあります。こうなると対応が更に面倒となり費用も嵩みますので注意が必要です。落とした際はなるべくそのままの状態を維持し感電しない様慎重に取り出す、また便器の奥に入ってしまった際は無理せず専門業者に依頼するのがベストです。
施工日 | 2024年05月07日 |
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エリア/担当店舗 | 大仙市 |
症状 | トイレつまり |
お見積もり料金 | 25,000円 |
施工料金 | 25,000円 |
施工時間 | 2時間 |
使用年数 | 24年 |