江南市のマンションにて異物由来の洗面つまりを解決

木曽川の南に広がる江南市はほぼ全域が濃尾平野に属しており、市内には広く住宅街が発展し、名古屋近郊のベッドタウンとして機能しています。また物流利便性を活かした工業も盛んです。
夏の暑さがようやく落ち着き始めた9月上旬某日、市内北部のマンションにお住まいのお客様から急なトラブル解決依頼の連絡が入りました。話を伺うと「ヘアキャッチャーの汚れが気になり外して洗っている最中、誤って異物を落としてしまい排水口に流れてしまった。水を流すとつまって溢れてきてしまうので何とかして欲しい」との事。急遽休憩を切り上げ現場へと急行しました。
到着したマンションは2階建てで比較的小型のワンルームタイプ。お客様は女性1人で、案内され洗面所に到着すると、上部の棚に所狭しと化粧品が並べられた洗面台が目に飛び込んできました。試しに水を出してみると数秒でつまり溢れてきてしまいます。落としたのは乳液の蓋で、ちょうど排水口の内径に近い大きさとの事。排水管の奥を確認すると、S字に曲がったトラップの途中に引っ掛かっている模様でした。
異物由来の洗面つまりはその大きさや形状、数により解決の難易度が変わってきます。今回は1個のみで楽に思われましたが、形状がラウンドで引っ掛かりが無かった事、また大きさが内径ギリギリでマジックハンドの爪を入れるスペースが無く、結局トラップ部分の配管を外し取り出さざるを得ませんでした。
女性のお宅らしく洗面台下の戸棚も非常に片付いており、作業が捗りました。止水栓を締めてSトラップを取り外し強く振ると、ようやく中から異物が出てきました。他に異物やつまりの原因が無い事を確認の上、慎重にナットを締めて配管を元通りに。漏れ等の異常が無き事を再度確認し改めて水を流すと、今度はスムーズに吸い込まれる様になりました。最後に一通りクリーニングを行い、お客様に作業完了の報告。どう対処して良いか分からず不安気だったお客様も、すっかり安心したご様子でした。
異物の除去は自力でも可能ですが、設備が古いと配管の取り付け時に水漏れを始め、他のトラブルを誘発してしまうケースもあります。経験が無ければやはり専門業者に依頼した方が安全・安心です。