洗面排水つまりの原因と予防
休日のお昼頃に洗面排水のつまりを修理して欲しいと連絡が入りました。
今回は名古屋市のベットタウンとして住宅の広がる愛知県あま市にお住まいの方からのご依頼です。あま市は歴史的建造物やお寺の多い地域ですが、名古屋市までの交通の利便性から若い方がお家を購入し移り住み、人口も増加傾向にあります。
電話の内容では、お子さんが洗面台で遊んでいて歯ブラシをむりやり流しに押し込んでしまったとのことでした。親御さんは申し訳なさそうに説明してくださいましたが、お子さんが目の届かないところでイタズラしてしまいものを落としてしまうという事例は大変多いので心配することはありません。
洗面台の使用はしないようようにしてもらい、すぐに現場に向かいました。洗面台でものを落としてしまい、小さなものだから大丈夫だと放置してしまいがちです。しかし小さいものだからこそ放置すると水流で流れていってしまい、最悪の場合家の全ての排水に影響を及ぼしてしまう原因にもなりかねません。
到着したお家は一戸建ての住宅で、とても新しく、洗面台も今流行のシャワーヘッドのついたものでした。
洗面所の異物の除去はとてもシンプルで、排水口から30センチほど下がったS字の配水管のパイプ部分を分解し取り除くだけです。ご依頼は歯ブラシの除去でしたが、パイプ内の髪の毛や石けんカスの汚れも放っておくとつまりの原因になるので一緒に洗浄を済ませました。最後はS字パイプを組み立て直し、全工程は約1時間弱といったところでした。
髪の毛の蓄積はどうやら忙しい朝にシャンプーを洗面で済ませてしまっていることが原因でした。最近のシャワー付きの洗面台では、その利便性から髪を洗う方が多くなっていますが、そのせいで洗面つまりの修理依頼が増えています。シャンプーをすると思っている以上に髪の毛が流れていきますし、もちろん石けんカスも溜まってしまいます。最終的につまるか、臭いの発生の原因になってしまいます。髪の毛キャッチャーなどで工夫し異物を流水口に流さないようにすることをおすすめしました。また、数ヶ月に1回市販のパイプクリーナーで洗浄することも効果的です。定期的なメンテナンスと掃除がトラブルのリスクを確実に抑えることに繋がります。
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